横浜市には多数のマンションがありますが、マンション管理に関する問題が多いのも事実です。
そこで横浜市がマンション管理の団体と始めた事業が、「横浜市マンション管理組合サポートセンター」です。
この事業は横浜市にあるマンションの管理組合員を対象にしており、交流会やマンション管理に関する相談、アドバイスなどを行っています。
「横浜市マンション管理組合サポートセンター」は横浜市18区で大々的に行っている、地域密着型のマンション管理組合へのサポート事業です。横浜市には老朽化したマンションが数多くありますが、耐震診断を受けるなどといった問題解決を前向きに図ろうとしている管理組合が少ないため、マンション管理に関する知識を広めるべくこの事業が発足されました。
また、実質活動が行われず、管理体制自体維持できていない管理組合も多いため、そうした組合をサポートするのも目的となります。管理組合があっても、マンションに関する悩みは数多くありますので、参画している団体の専門家が直接アドバイスを行い、悩みを解決に導くという活動も行っています。
参画している団体は、「神奈川県マンション管理士会」「首都圏マンション管理士会神奈川支部」「NPO法人日本住宅管理組合協議会神奈川県支部」「NPO法人横浜マンション管理組合ネットワーク」の4団体。
いずれもマンション管理の専門家であり、地元の事情に詳しいスペシャリストです。
横浜市マンション管理組合サポートセンターの主だった活動は管理組合の役員、組合員を集めた交流会です。
横浜市内18区で、区ごとに実施。毎月第1日曜日の午前10時~12時までです。管理組合の役員、組合員なら誰でも参加可能ですよ。
サポートセンター本部事務局に電話で申し込む。参加費は無料ですが、資料を配布した場合など、必要に応じて実費での支払いがある場合もあります。
他の組合の方と情報交換をしつつ、国家資格を取得しているマンション管理士のサポートで問題解決のための知識を得ます。
横浜市マンション管理組合サポートセンターでは、マンション問題に関する相談を個別で受け付けています。
専門家である相談員が、希望日時に相談者のマンションを直接訪問し、相談を受けます。事前の申し込みが必要で、1回1万円(1時間程度)です。
管理組合から委託を受けた相談員、もしくは相談員が所属する団体が、管理委託契約の見直し、管理会社の変更、管理組合の法人化、大規模修繕の工事などの業務を行います。横浜市マンション管理組合サポートセンターは、横浜市のマンション管理組合員にとって大変心強い事業と言えます。
交流会は毎月行っており、気軽に相談できますので、「マンションに関する知識を身につけたい」という方も参加してみてはいかがでしょうか。