横浜市でマンション管理を委託した場合、どのような防犯対策をしてもらえるのでしょうか。ここでは、マンションの管理会社における防犯対策について紹介します。
侵入窃盗の被害が意外と多いマンション。令和元年における全国の窃盗事件数は約57万件で、マンションへの侵入窃盗は一戸建て住宅に次いで2番目に多いのが現状です。
※参照元:日本ロックセキュリティ協同組合 公式サイト(https://www.jalose.org/security_info/6284/)
中には、「マンションはオートロックだから、高層なら安心では?」と考えいている人もいるかもしれません。しかし、過去にはマンションの5階以上をターゲットに侵入窃盗を繰り返したという事例もあるため、高層階に住んでいるからと言って100%安心はできません。
そもそも、なぜマンションが狙われるのかというと、マンションには共有部分が存在し、入居者以外でも自由に出入りできるうえ、入居者同士のコミュニケーションが希薄なので怪しまれずに侵入できるため。また、オートロックを設けているマンションは入居者の防犯意識が低くなり、無施錠で外出する人がいます。
犯罪の被害を減らすためには入居者の防犯意識も大切ですが、管理会社による防犯対策も非常に重要です。では、管理会社ではどのような防犯対策を行っているのでしょうか。
入居者の安全を守るために欠かせないマンションの防犯対策。その業務の一環として、管理会社では犯罪を抑止する各種設備の設置を行っています。
管理会社の設置する主な防犯設備には、オートロックや監視カメラ、センサーライトや赤外線センサーなどが挙げられるでしょう。実際にこれらを設置することにより、犯行の防止や犯罪の抑止に繋がります。
また、これらの設備を設置するだけでなく、設備が正常に作動するかを定期的に点検するのも管理会社の業務です。
マンションの管理会社では、24時間365日体制で遠隔地監視システムを稼働させています。このシステムは、犯行におよぶ可能性がある人物を特定して、起きてしまった犯罪において被害を最小限に抑えるのに効果的です。
管理会社はセンサーなどで異常信号を受信した場合、迅速に提携警備会社や警察などへ連絡する流れとなっています。犯罪の早期解決にも有効なので、導入して損はない設備でしょう。
マンションの防犯対策は、「これだけやっていれば良い」という基準がなく、単体で防犯設備を設置するよりも複数を組み合わせて設置する方が犯罪の抑止力となることが分かっています。そのため、オートロックと一緒に監視カメラを設置するなどで、防犯効果を高めるのが大切です。
また、マンションの規模や状況、周辺環境などに合わせて最適な防犯対策を行いましょう。良い管理会社であれば、そのマンションに合った防犯対策を提案してもらえます。